小学校だより一覧

2013年09月18日行事

5年生 夏の学校

1日目
いよいよ5年生夏の学校の始まりです。1日目 は、台風18号の影響もあり、集合時刻を遅らせて、午後4時の出発となりました。午後6時には、箱根寮に到着しました。箱根寮に着いてすぐに、寮の玄関で開校式 を行いました。寮長の吉川さんをはじめ、お世話をしてくださるみなさんが、笑顔で迎えてくださいました。2年ぶりの箱根寮は、子どもたちにとって、とても懐かしく感じたようです。早速、部屋で荷物を ほどき、私服に着替えました。その後、夕食を頂き、夜の集いを行いました。今夜は、佐藤先生が明日の東海道五十三次の散策についての注意点を説明してくださいました。今日発散できなかった有り余るエネルギーを、明日の東海道五十三次の散策に活かして欲しいと思います。夜の集いの後に、 入浴、洗面をして就寝となりました。台風一過のおかげで、明日から天候はとても良く なるそうです。子どもたちの期待に応えるべく、楽しい夏の学校にしていきたいと思います。

2日目
今日は、東海道五十三次を歩きます。昨日の天気とは打って変わって、本日は快晴。子どもたちは、朝から気合い十分でした。早めの朝食を済ま せ、バスで三嶋大社へ 向かいました。今年は、三嶋大社から箱根峠までの、登り約16.5キロに挑みます。「疲れた、疲れた」と言いながらも、友だちと声を掛け合い励まし合いながら、箱根峠を目指して、一歩一歩確実に進んでいきました。昼食場所の山中城趾からは、雄大な富士山を望むことができました。箱根寮に帰ってきた後、冷たい牛乳とアイスのおやつ を頂きました。夜の集いでは、リコーダー練習、星の観察を行い、就寝しました。大変な一日でしたが、思い出に残る一日になりました。


3日目
今日は、大涌谷の自然探勝路散策に行きました。まず、寮から歩いて箱根園まで行きました。そこから、双胴船に乗り、湖尻へ。湖尻から は、ロープウェイで大涌谷まで向かいました。大涌谷に着くと、硫黄の匂いに大興奮の子どもたちでした。大涌谷の噴煙を眺めながら、名物の 黒卵も食べました。その後、事前に学習した木を実際に探したり、ブナ林の観 察をしたりしながら、自然探勝路を下りました。途中、箱根ビジターセンター で見学、昼食としました。昼食後、ビジターセンターの園内を、スケッチをしながら回りました。箱根に広がる大自然を思い切り満喫した散策となりました。本日の夜の集いは、肝試しです。今年度の肝試しのルールは、寮の敷地をグループで一周する間に、三枚の通行手形を集め、ゴールするというも のです。道 中では、教員・職員・医師が扮するお化けが待っています。満点の星空の下、友情がさらに深まった時間にもなりました。肝試し後、夜食のお饅頭を食べて、就寝しました。


4日目
 今日は、焼津の鰹節工場へ見学に行きました。水産加工センターでは、工業団地についてのビデオ視聴と鰹節けずり体験をしました。子どもたちは、削りたての鰹節をとても美味しそうに食べていました。今回、見学させて頂いた工場の社長さんは、成蹊小学校の卒業生です。社長さん自ら、工場の説明をしてくださいました。「後輩たちと一緒に凝念をするのを、とても楽しみにしていました。」とおしゃっていました。その後、魚市場へ出かけ、グループ毎に今日の夕食(BBQ)のおかずを買いました。夕食は、寮内のBBQ場で、干物を焼いたり、豚汁を作ったりと、楽しみながらの夕食となりました。夕食後はキャンプファイアーも行いました。 夜空には、美しい中秋の名月も輝いていました。今日も、充実の一日を過ごせました。


5日目
 今日は、芦ノ湖一周ウォークラリーを行いました。箱根寮より徒歩で白浜に向かい、白浜から班ごとのウォークラリーの開始です。今回は、各チェックポイントに立った教員がタイムを計測し、ゴールまでの所要時間が、目標時間になるべく近いチームが優勝というルールです。班のメンバーで時間を調整しつつ、進みました。昼食のタイミングも、班ごとに相談して決めました。子どもたちは、班ごとの「自由行動」を思い切り楽しんだ様子です。湖畔を歩く途中、箱根神社の大鳥居、旧街道杉並木、芦ノ湖のキラキラ光る水面など、たくさんの美しい景色と出会うことができました。学年全員が、芦ノ湖一周、約22kmを見事完歩しました!
明日は、夏の学校最終日です。荷物の整理をして、箱根寮最後の夜を惜しみながらの就寝となりました。


6日目
 いよいよ本日が最終日です。朝食後、アトリウムにて閉校式を行いました。今日で五泊六日の5年生夏の学校が閉校します。住み込みでお世話してくださった寮長ご夫妻、同行して下さったお医者様を始め、数えきれない方々の支援や協力で成り立った夏の学校でした。自分のことは自分ですること。 仲間と助け合うこと。自然を愛し、のびのび生活を楽しむこと。心と体を鍛え、常に新しい自分でいること。みなで過ごした、この五泊六日の経験は、普段の生活に戻っても、いつでも子どもたちの心を勇気づけ、励まし続けてくれることと思います。お世話になった方々への挨拶をしっかり済ませた後は、バスに乗車し、富士ビジターセンター、風穴、青木ヶ原の樹海に向けて出発しました。最終日は、富士山麗の自然を満喫した一日となりました。