新美正樹先生 プロフィール
- 1968年生まれ
- 2007年 第3回現代彫刻美術館野外彫刻選抜6人展
- 2008年 成蹊小学校の美術専科担任に就任
- 2010年 新制作展新作家賞受賞
- 2011年 彫刻部受賞作品展 新制作展会員推挙
作品
- 「風のなか」…2010年新制作展で新作家賞を受賞
成蹊学園箱根寮に設置
- 「凝念」…2012年に学園創立100周年を記念して制作
学園本館前広場に設置
この彫刻作品『大地』は2011年に制作をスタートし、完成まで約3年かかりました。
作品と台座、基礎部分も合わせると約7トンにもなる大きな作品です。
この作品では、親子の姿を山の姿と重ねて表現しています。私は山を眺めることが好きです。山のシルエットには温かみのある親子の姿と、どこか同じようなものを感じます。私が大切に思っているのは、親子の姿も山の姿もどちらも変わらないものであり、変わって欲しくない、とても大きなものだということです。そこで、私は、この作品に『大地』という題名をつけました。
私の作品づくりは、子どもたちと過ごす日々の時間が発想の源になっていたり、授業中に子どもたちに話していることと重なる部分が多くあったりします。この作品『大地』も子どもたちとの生活の中から生まれてきた作品ですから、長く愛される作品になって欲しいと願っています。