3年南組では社会の授業で、成蹊学園第二教職員住宅跡地の駐車場を題材にした授業を行いました。当該駐車場は今後他の施設建設が検討されています。その駐車場に建てる施設は何がふさわしいか、その施設を提案するということについて学びを進めました。
本来であれば、学園の周りを歩き、学園東西の特徴を理解することを目的とします。しかし、武蔵野市に住んでいる子が決して多くないため、特徴を掴むことを目的とするのではなく、特徴からどのような施設を建設するのがよいかを考える課題としました。このような課題にすることで、地域の特徴をどのようにいかしていくかという、より社会に通ずる学習になると考えました。課題に取り組む際に子ども達に「施設を考えるために、知っておくべきことは何だろう?」と問うと、子どもから「周りに何があるか」や「近所の様子」等の発言があり、地域の特徴を知る必要性にも目を向けられていることがわかりました。見学を行った後、地図やiPad、副読本などを使い、提案理由やその根拠についてまとめました。
7月1日の授業では、学園の財務部管財課の職員をお招きして、子ども達の提案を聞いていただきました。地域の特徴を捉えての提案がなされており、本来の目的を達成した上で、達成感も得られる学習となったでしょう。