７月１８日（木）より５泊６日の日程で、千葉県南房総市の岩井海岸にて、６年夏の学校（遠泳）を実施しました。今年度は、午前も午後も、２キロの遠泳に挑戦しました。午前も午後も、遠泳参加者全員が完泳をする、素晴らしい成果となりました。遠泳後に児童が書いた日記には、小学校卒業後は自分が師範として６年夏の学校へ戻ってきたい、という感想も数多く綴られていました。
自分のことは自分ですること。仲間と助け合うこと。自然を愛し、のびのびと生活を楽しむこと。心と体を鍛え、常に新しい自分でいること。仲間と共に過ごした、この６日間の経験は、普段の生活に戻っても、いつでも子ども達の心を勇気づけ、励まし続けてくれることと思います。人間の「心の力」の偉大さと、誰もが決して独りではないのだということを、強く実感した日々となりました。
【１日目】
６年夏の学校の始まりです。多くの保護者の方に見送られ、バスにて岩井海岸へと向かいました。宿舎到着後、開校式を行いました。昼食後は、水泳師範との顔合わせ、避難経路の確認です。バディの組み方など、基本事項を確認し、いよいよ水泳訓練が始まりました。明日からも、気を引き締めて頑張ります。
【２日目】
今日もよい天気に恵まれました。訓練では、四泳法の他に、顔上げ平泳ぎ、潜行、横泳ぎなどを師範に教えていただきました。また、ポンツーン（浮き島）まで、隊列を組んで泳ぎました。師範の方々のおかげで、ぐんぐんと自信をつけている子どもたちです。明日はいよいよ「樽まわり」です。準備は万全です。
【３日目】
今日は、「樽回り」を実施しました。昨晩は、班ごとにミーティングを行い、気合いも入れています。樽回りは、通常の午前訓練をしたのち、午睡をとって、波が落ち着いた午後に実施しました。足の着かない深さを泳ぎきったことは、大きな自信となりました。明日はついに遠泳です。自分と仲間を信じて頑張ります。
【４日目】
絶好のコンディションの中、遠泳を実施することができました。遠泳参加者全員が完泳する、素晴らしい成果でした。師範団をはじめ、６杯の船、レスキューボート２艇で、サポートをしていただきました。完泳後は、お汁粉をいただきながら、仲間とお互いの健闘を讃え合いました。
【５日目】
水泳訓練最終日です。師範の指導のもと、のんびりと訓練することができました。本日は、浜でのスイカ割りも楽しみました。なかなかスイカが割れない班などさまざまでしたが、笑顔いっぱいの子どもたちでした。最後に、師範への感謝、海への感謝をして水泳訓練を締めくくりました。
【６日目】
６年夏の学校最終日です。食堂にて閉校式を行いました。後輩たちと一緒に泳ぎ、絶えず励ましてくださった約９０名の師範団。安全を確保し、全力でサポートしてくださった蹊医会の医師５名。そして、１１名の教職員。数えきれない支援と、先輩からの惜しみない愛情で成り立っていた６年夏の学校でした。