５年生は、長野県志賀高原にて７月１７日（水）より５泊６日の夏の学校を行いました。好天に恵まれ、豊かな自然に抱かれてすばらしい日々を過ごすことができました。昨年度より１泊多い５泊になったこと、いくつかの登山に挑戦することなど、乗り越えたい壁を仲間とともに前向きに乗り越え、一まわりたくましくなって帰京することができました。みんなでおなかの底から声を出してやった山びこは長く記憶に残ることでしょう。
【１日目】
いよいよ志賀高原での生活が始まります。新幹線とバスを乗り継ぎ、鬼押出し園へ。目の前に広がる景色を見ながら、理科の先生による浅間山噴火から植物再生までの話に熱心に聞き入る子どもたちでした。宿に到着後、開校式を行いました。夜の集いでは登山の話を聞き、明日に備えて早めに就寝しました。
【２日目】
いざ志賀山へ。登山道を歩きながら、東京では見ることのできない植物や環境について学びました。登山道は所々ぬかるんでいて歩きづらいところもありましたが、志賀山、裏志賀山の登頂に成功し、四十八池へ。ここでお弁当を食べ、さらに大沼池を目指しました。大沼池の美しい色に感動しながら、さらに歩き続けました。約３㎞の遊歩道を抜けて、ゴールに待っていたご褒美は冷たい湧き水でした。
【３日目】
信州大学自然教育園にてウォークラリーをし、この土地ならではの植物の観察をしました。学習班に分かれて、スケッチをしたり写真を撮ったりして、ミッションをクリアしていきました。その後は池めぐりをして、歩いて木戸池のホテルまで戻ってきました。夜はキャンプファイヤーです。ドキドキしながらフォークダンスを踊ったり、志賀高原の歌を歌ったりしました。
【４日目】
午前中はバーベキューをしました。味つけや盛りつけを工夫してオリジナルハンバーガーを作りました。牛肉のパテは、ホテルの方が一人分ずつをラップに包んで用意してくださり、それを平らに広げてフライパンで焼きました。今まで食べたハンバーガーの中で一番！と大好評でした。午後はゴンドラに乗って東館山植物園にて植物観察です。高山でたくましく生きる植物と向き合って、その色や形を丁寧にスケッチしました。
【５日目】
志賀高原で過ごす最後の日、笠ヶ岳登山にチャレンジしました。まさに最後にふさわしい険しい山道でした。３０分程ではありましたが涙目になる子もいました。それでも一歩一歩前へ進み、山頂へ。３６０度見渡せる絶景に、疲れは吹き飛びました。午後は志賀で一番標高の高い横手山に行きました。ここで頂いた横手山頂ヒュッテのクリームパンは、明日は志賀高原を離れる寂しさと満足感とともに、忘れられない味となりました。
【６日目】
ついに最終日です。閉校式では６日間お世話になったホテルの方々にお礼を伝えました。帰京前に立ち寄った善光寺では、境内の見学やお戒壇巡りをしました。お昼は宿坊にて精進料理を頂きました。厳かな空気の中、立派な態度で学ぶことができました。そして、新幹線に乗って東京へ。お迎えのお家の方の顔を見た瞬間、やわらかい表情でほほえむ子どもたちでした。