1日目
7月19日(木)
気持ちの良いお天気の中、楽しみにしていた夏の学校の始まりです。朝8時30分にバスで学園正門を出発し、11時過ぎに寮に到着しました。開校式で深谷寮長はじめお世話になる寮の方々に挨拶をして、1年ぶりに寮の中へ。荷物のしまい方や勉強机の出し入れ、お風呂の入り方、布団準備など、寮での過ごし方も3年目ともなると慣れたものです。自分のことは自分でするというめあてを持って5日間を過ごします。
午後は、乗風台に出て思い切り遊びました。おにごっこ、相撲、木登り、秘密基地作り、花いちもんめ、新聞紙を丸めたボールと小枝を使った野球などを楽しみました。暑い中走り回り、汗をかいた後のお風呂がとても気持ちよかったです。
夜の集いは、アトリウムに元気な歌声が響き渡りました。
2日目
7月20日(金)
朝礼の時間からパラパラと降り始めた雨が次第に強くなり、予定していた金時山登山を翌日に延期することになりました。レインコートを着て箱根乗り物旅行へ出発です。バスに乗って箱根関所跡と資料館、箱根町立郷土資料館の見学を行いました。箱根の町の歴史や箱根の人がどんな暮らしをしてきたのかを知ることができました。
その後、箱根湯本駅から登山電車で強羅駅まで行きました。車窓から見える紫陽花がとても美しかったです。強羅からケーブルカーで早雲山へ。そしてロープウェイで桃源台まで下りました。桃源台でお弁当を食べた後は海賊船で箱根町へ。霧の中を進む海賊船の上では雨にも負けずに海賊ごっこを楽しんでいました。
夜の集いは、アトリウムでレクリエーションを楽しみました。
3日目
7月21日(土)
昨日から引き続き、雨の一日となりました。金時山登山は中止し、バスで金時山の麓にある公時神社へ出かけました。少し散策をしてバスに戻り、昨日ロープウェイから見ることができなかった大涌谷へ向かいました。もくもく立ち昇る蒸気の中、遊歩道を歩きました。火山ガスの臭いに始めは戸惑っていたものの、名物黒たまごを味わうころには、温泉に行ったような気分になっていました。
午後は、新美先生と「ぶんぶんゴマ」の製作をしました。子供たちはとても嬉しかったようで、その後も一日中、手にマメが出来るまでコマを回していました。回したコマをぶつける勝負も楽しみました。ぶんぶんゴマはその後、帰りのバスの中まで大人気でした。
夕食後には雨が上がり、夜の集いはナイトウォークを行いました。4人グループで真っ暗闇を歩きます。友達としっかり手をつなぎ、大きな声で歌い、怖さを紛らわしていました。
4日目
7月22日(日)
明け方には雨が上がり、朝礼の後に寮内を散歩しました。寮の裏山にも少し上り、箱根の自然を感じました。
午前中は、小雨が降る事もありましたが、寮内のバーベキュー場で飯盒炊爨を行いました。お米を洗い、水を調整し、火をおこしたかまどでご飯を炊きました。おかずはそれぞれが1つずつ持参した缶詰と、寮で作っていただいた豚汁です。飯盒で炊いたご飯はとてもおいしく、おなかいっぱいになるまで食べました。
午後は、寮内でクイズラリーを行いました。グループごとにカードを持って、8人の先生たちを探し、先生が出すクイズや課題をクリアしていきます。寮内はとても広く、隠れ場所もたくさんあるため、先生を探し出すのに一苦労でした。「箱根寮の住所を答える」「校歌の中にある地名、山の名前、池の名前を見つける」「虫食い算を解く」「アニメのクイズ」など様々な問題がありました。全28チームのうち、上位のチームと22位、27位のチームには美味しい景品がありました。
最後の夜は各クラスで過ごしました。4日間生活した箱根寮とも明日でお別れです。
5日目
7月23日(月)
夏の学校期間中、一番のお天気でした。駒ケ岳の頂上を見上げ、初めて乗風台での朝礼を行うことができました。鳥のさえずりと、心地良い風を感じながらの凝念で心を落ち着かせました。宮下先生との体操で体をぐーっと伸ばし、おいしい空気を体いっぱいに取り込んで気持ちの良い朝となりました。
5日間、お世話になった寮の方々にお礼の挨拶をして、学校へ帰ります。久しぶりに家族と会えることで、皆笑顔です。箱根での生活を終えて満足した表情も見られます。子供たちはまた一回り成長しました。夏の学校で1学期も終業になります。夏休みにも様々な体験をし、さらに大きくなった子供たちと、9月に会うのを楽しみにしています。