梅雨明け後の青空の下、４泊５日の３年生夏の学校が箱根寮で実施されました。子どもたちは、今年で訪れるのが最後になる箱根寮を大いに楽しみました。
１日目 「乗風台あそび」
新宿駅に９時に集合し、ロマンスカーで箱根を目指しました。箱根湯本からバスに乗り換えて、１２時には箱根寮に到着しました。昼食のカレーライスをいただいた後、広い芝生の乗風台での遊びを楽しみました。ボールなどの遊具は使わずとも、自然の木々や草花を使ったり、先生や友達と相撲をとったりして、子どもたちは遊びを楽しんでいました。
２日目 「金時山登山」
箱根寮で朝をむかえ、金時山登山に向かいました。子どもたちは、成蹊小学校伝統の金時山を目の前に少し緊張している様子でした。長時間続く上り坂や、自分の胸くらいまである岩場に足をかけて登るのに、大変苦戦しました。２時間ほどかけて全クラスが山頂に到着しました。山頂からの眺めは格別で、持参したおにぎり弁当がとてもおいしく感じたと、子どもたちは話していました。一人も脱落することなく、金時山を登頂できたことを、同行した大場校長先生に褒められました。
３日目 「飯ごう炊飯・オリエンテーリング」
午前中に、カレーライス作りをしました。野菜を切るグループと薪を集めて火をつけるグループに分かれて活動しました。飯ごうで炊いたご飯の良い香りに、子どもたちは感動していました。
午後は、箱根寮の広い敷地を使ったオリエンテーリングです。昨年度のオリエンテーリングでは、一人の先生を見つけられず、誰もゴールできませんでした。今年こそはと、ゴールを目指した子どもたち。結果は・・・、１グループ見事ゴールすることができました。
４日目 「箱根散策」
今日は、箱根の名所を徒歩で回ります。８時３０分に寮を出発して、箱根関所を目指しました。3年生の子どもたちには難しい内容でしたが、監獄や槍・鉄砲、「人見女」など、子どもたちの印象に残ったものがあったようです。その後、石畳の旧街道を歩き、甘酒茶屋を目指しました。石畳の道は、苔が生えて滑りやすく、足を取られそうになりながらも、子どもたちは必死に歩いていました。甘酒茶屋では冷たい甘酒と磯辺餅をいただきました。香ばしい磯辺餅は、子どもたちに大人気でした。その後、箱根神社に寄って寮に帰りました。乗風台での遊びを２時間ほど楽しんで、この日は終えました。
５日目 「帰京」
朝食、荷物整理をした後に、閉校式を箱根寮で行いました。５日間の長いプログラムを終えて、子どもたちは満足そうな顔をしていました。バスで箱根寮を出発し、１２時には成蹊学園の正門に到着しました。父母の姿を見た子どもたちは、安堵とうれしさでいっぱいの顔をしていました。