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2016年07月25日行事

3年生夏の学校【4日目・最終日更新しました】

7月23日(土)曇りのち晴れ
本日が最終日となりました。今日は天候も回復したため、乗風台にて朝礼を行いました。学年全員で声をそろえ、駒ケ岳への「やまびこ」を楽しんだ後は、昨日制作したブーメランを皆で大空に飛ばしました。朝食後は、部屋をしっかり掃除し、アトリウムにて閉校式を行いました。お世話になった方々へのお礼を済ませ、バスに乗車し、三年間の思い出が詰まった箱根寮を後にしました。成蹊学園到着は、12時すぎとなりました。正門前広場で蹊医会の後町先生、看護師の上野先生にお話を頂き、解散となりました。

今日で3年夏の学校が閉校しました。お世話をしてくださった寮長ご夫妻・スタッフの方々、蹊医会のドクター、そして看護師を始め、数えきれない方々の支援や協力で成り立った夏の学校でした。自分のことは自分ですること。仲間と助け合うこと。自然を愛し、のびのび生活を楽しむこと。心と体を鍛え、常に新しい自分でいること。仲間と過ごした、この四泊五日の経験は、普段の生活に戻っても、いつでも子ども達の心を勇気づけ、励まし続けてくれることと思います。いよいよ明日から夏休みです。




7月22日(金)雨
今日の朝礼は、アトリウムにて行いました。悪天候のため、予定していた計画は実施できませんでしたが、野上先生が雨天時のプログラムとして、「ブーメラン作り」を指導してくださいました。試行錯誤しながらも、工作用紙から三枚翼ブーメランを完成させました。子ども達は、思い思いの色つけをし、自分だけの作品に仕上げていました。
昼食は、ウォークラリー用のお弁当を食堂で頂きました。午後は、関口先生が、「判じ絵大会」を企画してくださいました。判じ絵は、江戸時代に流行した「目で見るなぞなぞ遊び」とのことです。問題の答えの読みを一字一字バラバラにし、その字を絵で表し、そこから推理をしようというものです。各クラスの代表者が趣向を凝らした問題を出題し、学年の皆で考えました。そして、本日の夜の集いは、宮下教頭先生が、体をたくさん動かす活動をしてくださいました。子ども達は、大興奮の渦にのみこまれ、有り余ったエネルギーを、思う存分発散させていました。大変盛り上がった会となったのでした。
今日は悪天候のため、終日外出はできませんでしたが、雨の日なりの充実した時間が過ごせました。三年生は、夏の学校として箱根を訪れるのは最後となります。三年間の思い出が詰まった箱根寮をじっくりと満喫でき、雨で良かったとさえ思える一日となりました。明日は、ついに最終日です。荷物の整理をして、最後の夜を惜しみながらの就寝となりました。




7月21日(木)雨のち曇り
今日は、箱根寮で一日を過ごしました。箱根寮の歴史は、1943年、当時の学園理事長である岩崎小弥太氏から6.3万坪の土地の寄贈を受けたことから始まります。
広大な敷地に設置されたバーベキュー場にて、まずは昼食に、飯盒炊さんを行いました。自分たちで、ニンジンやジャガイモ、タマネギを切って、カレーも作りました。大きな釜戸では、フランクフルト、トウモロコシも焼いています。時間もかかりましたが、自分たちで炊いた真っ白なご飯と、カレーの味は格別でした。寮の方には、大涌谷名物の「黒たまご」も用意して頂きました。こちらは、食べると「寿命が7年延びる」そうです。
午後は、明日が雨の予報のため、予定を繰り上げて、「ウォークラリー」を寮の敷地にて行いました。こちらは、新しい出会いがあるようにと、各クラス1名ずつをランダムに組み合わせたグループをつくっています。敷地内に隠れている6名の教員の出題する問題を全てクリアできればゴールです。優勝チームには、美術科の野上先生が、金属を鋳造して作ってくださった立派なメダルが贈られました。
そして、本日の夜の集いは、肝試しです。読書科の関口先生に、ちょっとした「怪談」をして頂いてから、敷地内をグループで一周しました。今年も、新美先生の造形作品「貞子」にも活躍してもらいました。広い敷地のあちこちで、子ども達の悲鳴がこだまする箱根寮でした。友情がさらに深まった時間にもなりました。肝試し後、ご褒美の夜食として、神奈川県の銘菓「稚児まんじゅう」を頂き、就寝しました。




7月20日(水) 晴れのち曇り
今日は、ついに金時山を登山します。昨年度は、悪天候で実施ができなかったため、念願の登山となりました。朝礼は、乗風台にて行いました。子ども達は、朝から気合い十分でした。
朝食を済ませ、バスにて登山口へ向かいました。金時神社で入山の挨拶をして、登山開始です。金時山の名前の由来は、昔話で有名な金太郎が動物達と遊んだ場所であることからと言われています。挑戦しがいのある登山でしたが、この日のために訓練を重ねてきた三年生でもありました。友だちと声を掛け合い、励まし合いながら、頂上を目指して、一歩一歩確実に進んでいきました。11時過ぎには、学年全員が見事登頂を果たしました。山頂は悪天候だったため、残念ながら富士山を望むことはできませんでしたが、景色など気にならないくらい、満足感でいっぱいの、ずっと思い出に残るような登山となりました。登頂の記念に、大きなマサカリを持って写真撮影をしました。
箱根寮に帰ってきた後、おやつのアイスを頂きました。夜の集いでは、予定している肝試しの下見も兼ね、真っ暗闇の寮内のコースをゆっくりと散歩しました。会の最後では、宮下教頭先生が、なんと本物のファイヤーダンスも披露してくださったのでした。子ども達からは、盛大なアンコールが巻き起こっていました。
大変な一日でしたが、思い出に残る一日になりました。




7月19日(火) 晴れのち曇り
いよいよ3年夏の学校の始まりです。8:30学園正門前広場に集合し、箱根に向けてバスにて出発しました。
途中、駒ヶ岳ロープウェイに寄りました。本日の山頂は濃霧状態で、子ども達は大喜びで幻想的な真っ白な世界を堪能していましたが、快晴ならば巨大なカルデラ湖である芦ノ湖のダイナミックな景色を一望できるそうです。真っ白を背にして、クラス毎に一応記念撮影をし、下山。箱根寮にはお昼過ぎに到着しました。到着後すぐに、寮の玄関で開校式を行いました。寮長ご夫妻をはじめ、お世話をしてくださる職員の皆さんが、笑顔で迎えてくださいました。
午後は、寮内に広がる「乗風台」で思い切り遊びました。今年も、美術科の新美先生の彫刻作品「風のなか」が大人気でした。そして、入浴、日記を書いた後、寮長さんの作ってくださった美味しい夕食を頂きました。食後は、卒業生でもある蹊医会の藤田先生に診察をして頂いています。夜の集いでは、高野先生が明日の金時山登山についての注意点を説明してくださいました。洗面をして9:00に就寝となりました。
子ども達の期待に応えるべく、楽しい夏の学校にしていきたいと思います。