第3日目 6月11日(日)
曇り空で気温もあまり上がらずの朝からのスタートでした。朝の集いは中庭の芝生で海への挨拶、簡単な体操を行いました。
午前は2回目の磯の生物採集と観察です。塩浦海岸に到着後、理科の先生の話を聞いて活動開始です。昨日に採れなかった生きものや、もう一度観察したい生きものを探しました。昨日の経験から磯の生き物が住んでいそうな場所の見当をつけてから探し始めていました。昨日出会えなかったベニツケガニ、アオウミウシ、イトマキヒトデなどと出会い、さっそく学習の成果を見せてくれました。前回学んだことを確認するかのように、よく見て触っていました。観察したあとは生きものたちを海へと返しました。午後は根本海岸で海浜植物の観察をしました。理科の先生から観察のポイントなどの話を聞き、まずは平地と砂浜の自然の様子の違いを考えます。「海はともだち」を見ながら植物を探しました。ハマボウフウ、ハマヒルガオ、ハマニガナ、ネコノシタ、コウボウムギなど・・・。色の濃さや表面の様子をよく見てスケッチし、葉の厚さや硬さも手で触って特徴をつかみました。地上部のスケッチが終わってからは地下茎や根を掘ってみます。縦に伸びているのか横に伸びているのかを確認し、ていねいに掘りました。教員も子どもたちに負けないよう、必死になって掘りました。掘っていくことで、成蹊小学校で見られるような植物とは様子のちがう砂浜の植物の観察ができて良かったです。夜の集いでは、中庭にて星空の観察をしました。芝生にレジャーシートを敷き、わくわくしながら寝転がります。はじめに春の星座を見つける手がかりを教えてもらい、星座早見盤を持って星の観察のスタートです。おおぐま座の北斗七星、うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカと、春の大曲線を見ることができました。また、赤く輝くさそり座のアンタレスや、木星近くにしし座のレグルスも見つけることができました。最後は七夕のおりひめ星として知られる、こと座のベガを観察して終わりです。子どもたちは満天の星空の下、すてきな夢を見ていることと思います。