第4日目 6月12日(月)
晴れた青空のもと、よさこい・ソーランの舞いからスタートした4日目の朝でした。運動会で漁師のように踊ったよさこい・ソーラン、思いっきり踊ることで本日の活動への気持ちを朝から高めていきました。
午前は、富浦海岸にて地引き網体験を行いました。予め漁協の方に張っておいて頂いた網を子ども達だけで80mほど引き上げました。アジを中心にサバ、イシモチ、ボラ、ダツ、シタビラメなどを引き上げ、漁協の方に魚の説明を受けました。網にはネコザメ、サカタザメなどの大きな魚もかかりました。子ども達は、鮫肌を実際に触らしてもらい、その感触を楽しみました。独特の質感に驚いた子も多くいたようです。地引き網体験で捕れた魚は、焼き魚にするために宿舎に持って帰りました。午後は宿舎の前の防波堤で塩作りを行いました。海水1~2Lを蒸発させて、どれほどの塩ができるのかを調べるためです。そのために班ごとにブロックを組み、薪を組み、火をおこしました。火力を上手に調整し、1時間ほどで海水から塩を作る事ができました。その後、地引き網で捕れた魚の調理に取り掛かりました。班ごとに3匹のアジを調理しました。エラやハラワタを包丁で取り出しました。初めて魚を持つ子、包丁を初めて扱う子もいましたが、上手にさばく事ができました。さばいた後は塩作りで作ったかまにて、網焼きにしました。おいしく焼き上がったアジに作った塩を振りかけて頂きました。取り立て、焼きたての魚の味は格別だった事でしょう。また、大釜では理科教員が80Lの海水から、およそ2.5kgの塩作りを平行して行っていました。この塩は子ども達のお土産用となりました。夜は翌日の活動に備え、夕食後は、早めに消灯となりました。