【3日目】7月20日
今日は、遠泳前の最後の訓練の日です。その訓練の中で「樽回り」を行います。樽回りは、ポンツーンとマークブイの回りを進んでいくもので、距離はおよそ200メートルほどです。この樽回りを成功することで、明日の遠泳に参加する資格を得るという、子どもたちにとって大きな試練です。朝礼では、師範の千葉団長から本日行われる樽回りの説明と心構えについてのお話がありました。また、音楽科の山口先生の伴奏のもと、夏の学校の歌を歌い、士気を高めました。
朝食をとり、浜へと出発しました。浜におりると、浜全体に良い緊張感が広がっていて、点呼もいつも以上に声が出ていました。
いよいよ、午前の訓練の開始です。3グループに分かれて、樽回りを行っていきます。担任たちは、ポンツーンから隊列を見ていたのですが、見事な隊列で全員が泳ぎきりました。樽回りが始まる前は、不安の表情を浮かべていた子もいたようですが、実際にやってみると楽に感じたという子が多かったようです。これまでの学校での練習と、この2日間の訓練の成果です。
午後には、訓練の総仕上げとして、これまで習ったことの確認を行いました。3回の訓練を終え、最後に横田先生から明日の遠泳についてのお話を聞き、遠泳に向けての訓練がすべて終わりました。
夜のクラスミーティングでは、遠泳の際、みんなで励まし合いながら、一人ひとりが最後までがんばることを確かめ合いました。
明日は、いよいよ6年夏の学校のメインイベント、遠泳です。今日の樽回りの成功という自信を胸に、明日の2キロメートルの遠泳に挑みます。