【４日目】７月２１日
いよいよ遠泳の日です。朝から晴天。温かな水温に穏やかな波という良い条件が揃いました。浜で行った朝礼では、自分たちが泳ぐ2kmはどのようなコースなのか、午前・午後どちらのグループで泳ぐのか発表され、期待と不安が入り混じった中、泳ぐ準備を行いました。
7杯の船、4名のライフセーバー、ともに準備万端です。午前も午後も、準備体操の後、一人ひとり名前を呼ばれ、列になりました。師範の方々に帽子の紐を確認してもらってから海に入り、笛の合図で遠泳を開始しました。
隊列を作ってゆっくり泳ぎ進め、二つ目のブイを越えたところで、師範の方から氷砂糖を口に入れてもらいました。塩っぱかった口の中に甘味が広がり、元気をもらいました。その後の「エーンヤコーラ」の掛け声と、浜にいる仲間からの「がんばれー」の声で再び気合いが入り、力強く泳ぎ進めていきました。そして、浜に到着。
花道を作って待っていてくれた仲間・師範たちに迎えられ、満面の笑みでハイタッチを交わしました。どの子も皆、達成感に満ち溢れていました。
2グループとも泳ぎ切った後は、皆でおやつのお汁粉をいただきました。
不安な気持ちと戦いながら、大きな目標を達成した子どもたち。また一周り成長しました。
総勢75名の師範団、5名の蹊医会の医師、その他多くの方々の支えにより、成蹊の伝統を繋ぐことが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。