【2日目】7月13日
2日目は、すがすがしい朝の空気の中、乗風台にて朝礼を行いました。今日は、駒ケ岳に向かいます。寮から箱根園まで徒歩で向かい、ロープウェイにて山頂を目指しました。山頂は、あいにくの濃霧状態でしたが、子どもたちは大喜びで幻想的な真っ白な世界を堪能していました。快晴ならば、富士山や芦ノ湖のダイナミックな景色を一望できるそうです。真っ白な景色を背にして、クラス毎に記念撮影を行いました。
下山後は、急な雨に降られてしまったため、予定を変更し、箱根園水族館に出かけました。たくさんの海水魚や淡水魚を見学して、大喜びの子どもたちでした。見学後は、雨脚が弱くなるタイミングを見計らって、寮に戻りました。雨の中での遠足となってしまいましたが、大変なことでさえ楽しめるのが、成蹊小学校の子どもたちでもあります。昼食のお弁当は、クラス毎にそれぞれの部屋で頂きました。
午後は、雨の日のプログラムとして、美術科の野上先生がアトリウムで「街づくり」を指導してくださいました。まずは班ごとに道路や家などを創作し、最後は出来上がったものをクラスや学年で合体させ、皆の夢の街をつくりました。入浴、学習(絵日記)の後、夕食を頂きました。2日目の夜の集いは、荷物の整理と、それぞれの学級の時間としました。明日は、ついに最終日です。箱根での最後の夜を惜しみながらの就寝となりました。
児童の就寝後は、教職員が集まり、本日の振り返りと、翌日の打ち合わせを行います。この日は、夏の学校最後の夜ということもあり、お世話になった医師、看護師に、謝意を伝えます。その際、校章の入った「銀製のスプーン」を贈らせて頂くことが伝統となっています。「匙を投げずに、末長くお付き合いください」という意味が込められています。寮長ご夫妻・スタッフの方々、数えきれない方々の支援や協力で成り立っている夏の学校であると改めて実感します。