7月16日、5年生の夏の学校(志賀高原)がいよいよ始まりました。東京駅に集合して、北陸新幹線「はくたか」で出発です。飯山駅までマナー良く乗車したあと、バスで宿舎の木戸池温泉ホテルまで移動です。雨は止んで、12時前に到着後、ホテルの前で開校式をおこないました。荷物を部屋に入れ、シューズの準備をしてから昼食です。おなかペコペコの子どもたちは食欲も旺盛。おかわりの列ができるほどでした。
食事が終わると、乗ってきたバスに再び乗車して群馬長野県境の渋峠へ。ここから30分ほどのハイキングで、志賀高原最高峰の横手山を目指します。途中霧も濃くなり雨も降り出したため、雨具を着て全員が無事山頂ヒュッテの「焼きたてクリームパン」にあずかることができました。
宿舎に戻り、入浴・学習を手際よく済ませると夕食。夕食のあとに星の観察をする予定でしたが、雲が広がっていたため、大広間で「志賀高原の樹木」の話を理科の先生から。そのあと、雨具の手入れの仕方や、山道の歩き方の話を聞きました。最後は「志賀高原の歌」などを元気よく歌って、夜の集いはお開きとなりました。
初日は興奮もあって、なかなか寝つけなかった子どもたちです。
明けて7月17日。夜中に降っていた雨もあがり、上空を霧が包む朝となりました。宿舎の前で朝の集い。凝念をすると、様々な野鳥のさえずりが聞こえてきました。今日は、最初の登山イベント、「志賀山・裏志賀山・四十八池」コースを歩く日です。登山の服装・トレッキングシューズの身支度を整えて、9時10分に宿をスタートしました。
昨夜の雨でぬかるみに足をとられながらも、ひょうたん池、渋池とすすみ、いよいよ志賀山の登山コースに入ります。上り道が急で、しかも大きな岩がゴロゴロ。子どもたちは準備した軍手をつけて、ときに四つん這いになって登っていきました。この頃には青空が広がり、昨日登った横手山も良く見えました。登ること40分、まずは志賀山(2035m)に登頂。その後、下って登って裏志賀山(2038m)にも登頂。大沼池のコバルトブルーに歓声を上げる子どもたちです。急坂を注意しながら下り、ワタスゲやモウセンゴケがいっぱいの四十八池に到着してお弁当になりました。帰りは、そのまま渋池から前山の横を下り、自然歩道を歩いて木戸池に。全歩程6時間の道のりを、全て歩きでがんばりました。
入浴、夕食後は、2グループに分かれてすぐ下にある石の湯のホタル見学に行きました。日本最高所に生存するゲンジボタルは、子どもたちの前を乱舞して言葉を失わせるには十分でした。今夜はゆっくり寝て、疲れを取りましょう。