10月19日(木)、6年生は埼玉県秩父市に化石採集に行きました。当日は、気温も低い上に雨という天気でしたが、晴れることを祈って出発しました。
まず向かったのは、小鹿野町にある「おがの化石館」です。化石館の2階テラスから、赤平川の右岸にある国指定天然記念物の「ようばけ」を観察しました。高さ約100m、幅約400mという大露頭は、遠くから見ても迫力がありました。成蹊中高の宮下先生の詳しい説明を聞き、ダイナミックな地層の様子をしっかりと目に焼きつけました。
次に、ようばけ下の川原に出て、化石採集を行いました。宮下先生から、「石の中に何か混ざっている、化石が出そうな石をたたくのですよ。」と説明を受けました。防護メガネをつけて、ハンマーとタガネをつかって、沢山の石を割りました。なかなか化石を見つけられない子どももいましたが、時間の許す限り、最後まで諦めずに化石採集を続けました。
その後、バス車内で昼食をとり、埼玉県立自然の博物館に向かいました。大昔の埼玉の海に生息していたとされる「カルカロドンメガドロン」という巨大サメの復元模型や様々な化石に触れることができました。集合から解散まで雨という残念な天気でしたが、本物の化石に触れながら、太古の昔に思いをはせる貴重な一日となりました。