<CCC>
今日も子どもたちは元気に登校してきました。朝の時間をそれぞれ過ごしたあと、授業開始です。
成蹊の子ども用のテキストがあるクラスもありますが、基本的にはオーストラリアの子どもたちと一緒に本を読んだり、算数の問題に取り組んだり、サッカーをしたりしました。
こちらの学校では、先生から与えられたノルマをこなすと、あとは各自が好きなことをやっていることも多く、戸惑っている子もいました。しかし、大分学校生活にも、慣れてきたようで、体育の時間にはオーストラリアの子どもに指示する姿も見られました。
指示がわからず、困ることはまだありますが、着実にオーストラリアの生活をこなし、視野を広げている子どもたちです。
<CCPS>
5年生は、ライティング、算数、音楽の授業がありました。算数の授業では、グループの机にテープが貼ってあり、みんなで角度を測り書き込む授業をしていました。「71度」と、丁寧に測って書き込む姿が印象的でした。四角形になっているところは、トータルで360度になっていないことに気がつき、友だちに声をかけて測り直すなど、丁寧に取り組んでいました。音楽の授業では、キーボードを使って音階と指使いの練習をしました。成蹊の子にとっては簡単な内容だからこそ、先生の言ってる内容が推測しやすかったようです。また、CCPSの子に「ピアノを習ってるの?」と聞かれたり、「上手だね」と、声をかけられたり交流の機会にもなりました。
6年生は、アート、スペリング、ライティング、日本語の授業がありました。アートの授業では、宇宙を3Dで描く学習をしていました。飛び出すように描く方法はわかっていましたが、「アイデアが浮かばない」と、宇宙のイメージに頭を悩ませたり、オーストラリアの子の豊かな色彩感覚を感じ取っていました。日本語の授業では、グループに分かれ、それぞれのゲームを使って平仮名を覚える学習をしました。すごろくを使い、進んだ所に書いてある平仮名を読んだり、棒の先に平仮名1文字が書かれている棒を何本か引いて、引いた平仮名を組み合わせて言葉を作るゲームなどがありました。日本人である成蹊の子には、もちろん簡単な内容です。しかし、一緒に取り組むことで、クラスの子と交流できました。自分たちが分かっている事を、英語で伝える良い機会となりました。
休み時間に成蹊の友だちと話している時にも「It's mine!」と、パッと英語が出てきていて、昨日よりもオーストラリアでの生活に馴染んできている事が伺えました。
ホームステイビジットも継続しています。どのご家庭にお邪魔しても「良くやっていますよ」と言っていただいています。
オーストラリア体験学習も半分が過ぎました。より実りある時間にするためにも、自ら学ぶ、自ら伝えようとする気持ちが持てるよう、サポートしています。