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2019年07月25日行事

6年生 夏の学校

6年生夏の学校は、7月18日(木)から7月23日(火)まで、千葉県南房総市にある岩井海岸で行われました。本校が伝統的に実施してきた2㎞の遠泳にチャレンジをします。
最大80名以上の水泳師範団が子ども達の水泳訓練のために参加し、加えて、子ども達の安全な生活のために蹊医会の医師がサポートしてくれるなど、たくさんのOB・OGが駆け付けてくれた中での実施となりました。
夏の学校期間中は、連日曇りがちの空模様で、時折高い波も押し寄せる中でしたが、予定されていた水泳訓練を全て実施することができました。四泳法や日本泳法を習い、子ども達はさらに泳ぎに自信を深めたり師範と浜で遊んだりするなど、泳力を高める以外にも思い出に残る時間を過ごしました。
3日目に、200m強の距離を泳ぎ切る樽廻りを行い、見事に参加者全員が完泳したことで全員が4日目に行われる遠泳に挑みました。4日目の遠泳は、午前と午後に分かれて実施され、子ども達のすぐ側を多くの師範が泳ぎつつ終始励ましの声を掛け続けてくれました。さらには、5艇の船と2艇のボート、サーフレスキューが安全を見守り続けてくれるなど、万全の体制の中で行われました。
遠泳後に子ども達が書いた日記を読むと、「何度も諦めかけたけれど師範の方の励ましに勇気づけられた」と綴られていました。子ども達は、友達同士でお互いの頑張りを認め合い励まし合いながら頑張りきったことや、師範や先生の支えが大きな挑戦を可能にしてくれたことを強く実感したようです。2000mを完泳した子が124名。2名が1000m認定という結果を残すことができました。
 夏学校が終わる頃には、子ども達はいつか師範になってこの海に戻ってきたいと口にしていました。伝統的な6年夏の学校は、子ども達に成蹊の先輩とのつながりや絆を深めるものとなりました。素晴らしい経験ができたことが、これからの人生に大きな糧となると思います。多くの方々の支えにより、今年度の岩井夏の学校が無事に終えることができました。