松林において焼き芋大会を行いました。
数日前から欅並木や構内各所で、ケヤキの落ち葉を拾い集めるところから準備が始まります。
今年は雨天続きで、燃料になる乾いた落ち葉を十分に確保するのに苦労しました。
当日は集めた枯葉に火をつけ、うちわなどで扇ぎ、煙のけむたさに悪戦苦闘しながら、まずはお芋を焼くための焼き床を丹念に作っていきます。
美味しい焼き芋を作るための秘訣は、この焼き床をいかに上手に作るかにかかっていて、それには水分を含まない大量の乾いた枯葉が必須となるのです。
その後、アルミホイルに包んださつま芋を焼き床の中に投入すると、２時間程で美味しい焼き芋が出来上がります。
熱々のお芋を二つに割ると、フワッと白い湯気が立ち上がり、何とも言えない良い香りが鼻の奥をくすぐります。友だちと一緒に食べる出来立ての焼き芋の味は格別です。
紅あづま、安納芋、シルクスイートなど、ふっくらホクホクのお芋や、甘い蜜がたっぷりでトロトロのお芋を口いっぱいにほおばり、秋の味覚を存分に堪能しました。
今年も「けやき環境プロジェクト」の一環で、成蹊大学の学生の皆さんがボランティアとして参加した日もありました。
児童と一緒に落ち葉を集めたり、お芋を焼いて児童の輪の中に入って食べたりと、楽しく作業をしてくれました。