成蹊学園のキャンパスは入構制限がかかっており、とても静まり返っています。そして、子どもたちのいない小学校校舎の静けさは、慣れてきたとはいえ非常に寂しく感じます。 しかしながら、オンライン上とはいえ、毎日先生と子ども達、子ども達同士が交流する機会を作れていることに対して大きな幸せを感じます。
学習も少しずつですが、各教科で進めることができています。子どもたちの賑やかな声や笑顔溢れる姿、そして、画面越しに見ることのできる学びへの真剣な眼差しに、教師として毎日教えることの楽しさを感じています。
オンライン授業では、黒板やパワーポイント、自作の動画を使ったり、ノートを写したりしながら授業が展開されています(写真は各教科のさまざまな取り組みの一部です)。教職員同士、オンライン会議で授業の情報共有をしたり、各学年、各教科で作った教材を共有したりすることで、更に楽しめて学びの多い授業を作っていこうと改善に努めています。教室での対話を重視した今までの指導形態とは大きく異なる環境の中で、教員はより子どもたちの学ぶ意欲や興味を高められる手段を考えていきます。
また、より確実に子どもたちの学習を保証したいと考え、各家庭には近々、学年の先生たちから、郵送になりますが教材を届ける予定です。 オンライン授業に際し、ご家庭から協力を頂いていることに、心から感謝いたします。オンライン授業には、生活リズムを整えること、お互いの顔が見えることで安心感を持つことができることという、学習の保証以外にも大きな役割があると思います。
成蹊小学校では、子どもたちの学び続ける意欲を常にサポートし、質の高い教育を受けられるように励んでいきます。