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2014年06月20日行事

4年生 夏の学校

 6月12日(木)から6月16日(月)の4泊5日、千葉県南房総市で夏の学校を実施しました。

【1日目】
朝、バスで成蹊学園を出発、途中海ほたるで休憩をした後、木更津市金田海岸で「潮干狩り」を行いました。あいにくの雨でしたので、45分ほどの短い時間での実施となりましたが、4年生全員で45kgほどのアサリやハマグリを採る事ができました。貝を探しながら砂の中から様々な生き物が出てきた事で、干潟の生き物に関心を持つ事もできました。

   

昼食は、浜金谷のフェリーターミナルでとり、南房総市に向かいました。午前中から動き回った子ども達は、たいそうおなかを空かせていたようで、昼食はあっという間でした。
宿舎に入る前に、南房総市の「海底地滑り地層」の観察も行いました。約200万年前の巨大地震の痕跡を残す露頭です。はっきりと分かる地層の様子を理科の教員の説明を聞きながら、じっくり観察する事ができました。    

   

午後3時過ぎ、宿舎に到着、開校式を玄関で行い、これからの5日間を充実させようという意気込みを代表児童が話しました。
夜は宿舎の前庭で「星座の観察」を行いました。春の大三角、春の大曲線、北斗七星、火星など、東京では見る事のできない星空を楽しみました。

【2日目】
午前の活動は、塩浦海岸にて「磯の生物の観察・採集」を行いました。前日までの低気圧の影響があったためか、生物の種類は少なかったものの、子ども達が懸命に探し、捕まえた結果、例年並みの生き物を見つける事ができました。アメフラシ・ヒトデ・ミズダコ・ハゼ類・貝・10種類以上のカニなど、タイドプールの生物を観察しました。

   

午後は午前中に採集した生物を宿舎の大広間で観察しました。約1時間半、スケッチしながら細かな部分まで観察しました。また、鰯の水煮の缶詰を与え、ヒトデやカニがどのようにしてエサをとるのかを実験したり、ウニやヒトデをひっくり返し、どのように足を使って起き上がるのかを実験したりしました。たっぷりと時間をかけたので丁寧な観察ができました。

   

夜は、宿舎からバスで10分程の所に広がる田園地帯を1時間ほどかけて歩く「ホタル観察」を行いました。自然のホタルを初めて見る子が多く、飛び回って光るホタル、草かげでぼんやりと光るホタルの幻想的な風景に心を奪われました。また、この日の夜は快晴で満月が美しく見られ、月が木立に隠れると満天の星空も見る事ができました。

【3日目】
午前の活動は、昨日同様「磯の生物の観察」です。前日との大きな違いは、子ども達が「アメフラシを探そう。」「クモヒトデを見つけたよ。」と、前日観察した成果が活かされていたことです。この辺りにはこんなものがいるはずだと予想して見つけられるようになった事で、昨日以上に多くの生物を見つける事ができました。観察途中、鰯を追ってきたウツボがタイドプールに紛れこみ大騒ぎとなりました。
午後は場所を移動して海浜植物の観察を行いました。ハマボウフウ、ネコノシタなどの植物を手で葉の厚みを感じたり、色の濃さを確かめたりした後、スケッチを行いました。スケッチを終えると、グループ毎に、海浜植物の根(地下茎)の長さを確かめるために、ひたすら砂を掘りました。縦に1m近くも伸びるハマボウフウの根、横へ横へと広がるネコノシタの地下茎を探る子ども達は必死でした。教員達も大きなハマボウフウの長い根を見せようと、シャベルで必死に掘りました。

     

夜は少しのんびりすごそうと学級の時間としました。学級毎に夜のお散歩に行ったり、公園で遊んだりと、忙しく過ごして来た3日間の途中、リフレッシュする時間となりました。

【4日目】
午前は宿舎の前の防波堤で塩作りを行いました。海水1~2Lを蒸発させて、どれほどの塩ができるのかを調べるためです。そのために班ごとにブロックを組み、薪を組み、火をおこしました。火力を上手に調整できた班は1時間ほどで海水2L分の塩を作る事ができました。上手くいかない班も1時間半程で海水1L分の塩を作ることができました。また、大釜では理科教員が大量の塩作りを平行して行っていました。この塩は子ども達のお土産用となりました。

   

  
早めの昼食を終え、午後の活動です。富浦海岸に地引き網体験に行きました。予め漁協の方に張っておいて頂いた網を子ども達だけで80mほど引き上げました。アジを中心にコノシロ、スズキ、サバ、エイなどを引き上げ、漁協の方に魚の説明を受けました。

   

 
地引き網体験を終え、捕れた魚を持って宿舎に戻り、さっそく魚の調理に取り掛かりました。班ごとに2匹のアジを調理しました。2~3人で1匹のアジをさばきました。エラやハラワタを包丁で取り出しました。初めて魚を持つ子、包丁を初めて扱う子もいましたが、上手にさばく事ができました。さばいた後は午前中に作ったかまに炭を入れ、網焼きにしました。おいしく焼き上がったアジに午前中作った塩を振りかけて頂きました。取り立て、焼きたての魚の味は格別だった事でしょう。

   

夜は翌日の活動に備え、夕食後すぐに消灯となりました。

【5日目】
早朝、まだ日が出ていない時刻に眠い目をこすりながら起床です。昨日、用意を全て済ませて寝ていたので、起床後すぐに部屋から玄関へと下りてこられました。最終日、最後の活動は「サンライズ・ウォーク」です。早朝から宿舎から8kmほど離れた道の駅まで宿舎の方に送って頂き、まだ日の出ていない海岸線を宿舎に向かって歩き始めました。途中で磯に下り、日の出を祈るようにして待ちました。日の出の直後は朝もやで隠されてしまいましたが、しばらくすると美しい朝日を見る事ができました。その後もしっかり歩き、出発から2時間45分後、宿舎に戻ってきて朝食となりました。初めての試みのサンライズ・ウォークでした。夜から朝に変わる瞬間を海岸線で経験できた事は、心に残ったのではないでしょうか。夏の学校5日目ですので、疲れもたまっていましたが、脱落することなく全員が、最後の遠足を歩きった元気な4年生でした。

     

朝食後、荷物整理をして、宿舎で閉校式を行い帰路につきました。バスの中では多くの子が熟睡していたのは言うまでもありません。