小学校だより一覧

2012年08月03日行事

6年生夏の学校

1日目

岩井での夏の学校が始まりました。 関東地方の梅雨明けも宣言され、岩井の海岸は真っ青な空と真っ青な海で子ども達を迎えてくれました。
初日の最初の訓練は、昼食前に地震等の災害における避難訓練から始まりました。岩井海岸では、宿舎の「ろくや」が第一次避難場所となっているので、浜から「ろくや」の屋上まで避難し、第一次避難経路の確認を師範も含めて行いました。午後の訓練は、水泳訓練の開校式を行い、師範と初めて顔合わせを行いました。
早速、班ごとに訓練が始まりましたが、初めての海での訓練のためか、海水を思いっきり飲み込み喉がからからになってしまう子もいました。しかし、次第にそれも慣れ、浮き身など遠泳で必要な泳法をしっかり習っていました。初日は二十分間の訓練を三回行い、初日も無事に訓練終了しました。

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2日目

二日目から水泳訓練は本格的に始まりました。沖には、ポンツーンという飛び込み台が浮いています。浜からおよそ30~40メートルの所に浮いていて、深さも2~3メートルぐらいあります。子ども達はそこまで隊列を組んで泳ぎ、ポンツーンの上から飛び込みの練習(順下)をしたり、浮き身、砂とり等の訓練を行いました。最初は足がつかない深さまで泳ぐことに不安を持っていた子ども達でしたが、師範の的確なアドバイスで子ども達の泳ぎが上達していきました。この日は、午前に二本、午後三本の水泳訓練を実施しました。

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3日目

三日目になって天気は一転して曇り空、昨日までのギラギラした夏の太陽はなく、うすら寒い一日でした。この日は「樽まわり」の日です。
遠泳をするためにはまずこの樽まわりを完泳しなければなりません。浜から沖に向かって200メートル位の所に、三角の形をした大きなブイあり、そこを一周してゴールするのです。今回は三回に分けて実施し、全員が完泳し「遠泳」への切符を手に入れたのでした。
午後は 水泳訓練が始まると雨が降り出したので、一回の練習だけで終了しました。

4日目

この日は子ども達が一番楽しみにしている「遠泳」の日でした。今回は二つに分け午前、午後にそれぞれ一回ずつ実施することになりました。午前中は、波は穏やかで風もほとんどなく、晴れていれば最高の条件でした。しかし、あいにくの曇り空での遠泳となってしまいました。子ども達は、最初は水が冷たいとおもっていたようですがそれにも慣れてきました。疲れてきた時には、氷砂糖を口に入れてもらい、その途端にどの子も元気が出て2キロを見事に完泳しました。子どもたちは、よく頑張りました。
午後は、もう一回遠泳を実施しようと思いましたが、天候と気温が下がってしまったため中止にし、通常訓練を行いました。しかし、この日も途中から雨が降り出してしまったため、早めに退水して四日目の訓練を終わりました。

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5日目

子ども達が浜で練習する最後の日でしたので、朝礼後、浜を使わせていただいたお礼に浜の清掃を行ってから水泳訓練になりました。午前の水泳訓練は、昨日遠泳が出来なかったグループからスタートしました。昨日実施できたグループに励まされながら、一人一人最初のブイに目指して力強く泳ぎ始め、2キロに挑戦しました。今回は、途中で退水する子も何人かいましたが、ほぼ全員が完泳しました。午後の訓練では各班ごとに様々な泳法を師範から教えていただいたり、仲間と競争をしたりして楽しく過ごすことが出来ました。そして、最後にスイカ割りを師範とともに楽しみました。この五日間の水泳訓練を無事に終えることが出来ました。

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6日目

今日は帰京の日です。食堂に一同が集まり、各師範からそれぞれに遠泳証やメダルなどをいただきました。遠泳証を手にした子どもたちは、遠泳証のて裏に師範がかき寄せたたくさんのメッセージに驚いていました。師範からの思わぬサプライズに、子ども達は感動していました。このようにして先輩と後輩のつながりが、ますます深く、そして強い絆となっていくのが六年夏の学校なのだと強く感じました。師範の姿にあこがれて、この子どもたちの中からも新しい師範が生まれてくることを祈りながら、今年度の岩井夏の学校を無事に終えることができました。

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