小学校だより一覧

2018年07月22日行事

6年生 夏の学校 4日目

【4日目】7月21日(土)

 いよいよ遠泳の日を迎えました。今日も見事な晴天です。絶好の遠泳日和となりました。浜で行った朝礼では、師範の方から遠泳のコースやグループが発表され、「いよいよ始まるぞ」という緊迫した空気となりました。子どもたちの中に、緊張や不安そして挑戦するという勇気がみなぎっていく時間となりました。
 
遠泳は、午前に2グループ、午後に1グループに分かれて行いました。今年も、師範団が常に子どもたちのそばに寄り添い、泳ぎをサポートしてくださいます。7艇の船も準備され、師範団、医師、教職員が船の上からも子どもたちの安全と応援を行います。4名のライフセーバーも、いつでも子どもたちを守れるようスタンバイし、準備万端の体制の中遠泳が始まりました。

 
全ての子どもたちが、一人ひとり自分の限界に挑戦した遠泳までの道のりとなりました。自然の中でこれほど自分の心と向き合う経験は、もう訪れないかもしれません。辛かったこと、嬉しかったこと、全てが自分の糧となります。誰もが、「昨日の我を越えた」日となったのではないでしょうか。

 
浜での練習後には、師範団団長から“ぜひ師範としてまた戻ってきて欲しい。一緒にこの素晴らしい伝統を繋いでいって欲しい”とお話がありました。遠泳後の子どもたちの日記には「師範になりたい」と思いを綴る子が多くいました。

 
夕食後には師範との交流会があり、遠泳後のリラックスした楽しい時間を過ごしました。師範は時に厳しく、そしてその何倍も優しく子どもたちを支え続けてくださいました。

 
総勢72名の師範団、4名の蹊医会の医師、看護師、教職員、多くの人の方々に支えられてここまで来ることができました。師範を信じ、仲間を信じ、そして自分を信じて挑戦を続けた子どもたちです。人と人の繋がりが子どもたちを成長させ、そして成蹊小学校の伝統がまたひとつ受け継がれた一日となりました。

<児童の日記より一部抜粋>
~夏の学校は、色々なことを学べました。それは、
・人を思いやる気持ち・遠泳を支えてくれた人への感しゃ・努力をするすばらしさ
の3つです。~