創立100周年記念合同展示作品『せいけいねぶた』

今年の文化祭では創立100周年を記念し、1年生・3年生・5年生が合同で大きな桃の形をした「せいけいねぶた」を制作しました。

創立100周年記念

『せいけいねぶた』が出来るまで

桃の大きさを決定

会場となるけやきホールで、桃の周りに人が集まり、道が出来る様子を表現するのに最適な大きさとなるよう、サイズの決定には時間をかけました。
任意の長さに調整したコンベックス(工作用の巻尺)をけやきホールに設置し、様々な方向から撮影して、写真を基にアイデアをスケッチ。そして、縦横高さ3メートルのサイズに決まりました!

桃の大きさを決定

素材を決定

縦横高さ3メートルの桃を支えるフレームの素材を考えました。
竹を編んで作る、ワイヤーネットを使う・・・
様々なプランの中から、制作期間や加工のし易さ、接着のし易さなどから素材はダンボールに決定!
また更に強度を出すため、柱にボイド管を使用することにしました。

素材を決定

枠組みの組み立て

ボイド管の柱に桃の形に切り抜いたダンボールのプレートを取り付けていき、プレートとプレートの間は、たこ用の長さ2メートル以上の竹ひごでつなぎます。
竹ひごをダンボールに着けるフレーム制作は、5年生が担当。タコ糸やグルーガンも使用し、表面に貼る和紙の大きさも考えながら作りました。

枠組みの組み立て

照明について

照明は白熱灯に近い色のLED蛍光灯を使用することになりました。
白熱灯では内部に熱がこもり、出火の恐れがあったからです。

照明について

表面の制作

表面に貼る和紙は、1年生が染料を霧吹きで吹き付けて着色。それを3年生が貼っていきました。
ねぶたは上下に分けて制作し、下地ができた段階で上下を繋げて、桃の形ができあがりました。
そこに子供たちが描いた自画像を貼り付けていきます。
1年生はクレヨン、3年生は切り絵、5年生は筆ペンで描きました。

表面の制作

完成

そしていよいよ完成です。会場となるけやきホールの床には桃の周りに人が集まり、そこに こみち をイメージできるように、カラーマスキングテープで蹊をつくりました。

完成

文化祭当日

完成したねぶたは、1階からだけでなく、2階からも鑑賞できる作品となっていました。
薄暗い空間に浮かび上がる照明を灯したねぶたは、とても幻想的な世界を創り出していました。

文化祭当日