教科活動

学びたいから学ぶ自学自修の習慣を確立させる教科活動

自ら進んで勉強する子どもを育てます

自学自修の習慣を確立させる、それが成蹊小学校の教育の根底にあります。
自学自修の始まりは、興味・関心のある授業を行うことです。発見や新鮮な驚きに満ちあふれ、知る感動とともに、次を知りたくなる衝動をかき立てていきます。そして、知り得た知識を次に活かす工夫やほかの事柄に応用する知恵を育みながら、子どもたちは自学自修の習慣を身につけていきます。 子どもたちの興味・関心をかき立て、自ら進んで勉強したくなる授業を行うため、私たちは日々研究を行っています。

国語 言葉を通じて世界と出会う すべての学びの基礎となる、言葉の力と考える力を育てる

国語の授業
国語科では、考える力を重視した実践を行っています。それは、物事を多面的に捉えようとする思考であり、また、たどりついた答えに安住することなく考え続けようとする姿勢でもあります。そのために、文法的学習内容をまとめた「こみちのこくご」、補助教材をまとめた「成蹊国語」など、多くの発展的内容の独自教材も活用しています。また、「読書」の時間と連携し、教材をより深め、文学の世界を広げる活動も行っています。加えて、学びの拠点となる図書室の活用方法も学び、高学年での探究型学習にも備えています。

社会本物に触れる体験を通して社会的見方・考え方、表現力を育てる

社会の授業
社会科では、3つのことに重点を置いた学習を行っています。①フィールドワークを重視した学習を行っています。身近な地域の調査を行うことや社会科見学に出掛けて調査・観察を行い、多くの人との出会いを通じて得られた話題を活かした授業づくりを行っています。②地図や資料の読み取りの重視です。地図や写真、統計資料や文章の読み取り課題を元に意見の交流が活発になるような授業を行っています。③地図やレポート、社会科新聞などに調査したことや考えたことをまとめる力を育てていきます。環境地図作品や新聞作品の多くが、様々な作品コンクールで高い評価を得ています。

算数考えることを楽しむ授業を通して数学的な思考力・表現力を養う

算数の授業
子どもたちが考えることを楽しみ、数学的な思考力・表現力を高められるような授業の工夫をしています。教材は、教科書より少し難易度を上げた問題に挑戦させることで、解決できたときの喜びや達成感を味わえるようにしています。成蹊独自の補助教材「こみちの算数」では基本問題から応用問題まで網羅しており、数学的な思考力を養っています。また、授業の中で自分の考えを表現する場や、友だちとの対話の時間を取り入れています。考えることを楽しむと同時に新たな問いを生み出すことができる授業を行っています。

理科実物観察を重視し五感を活かして自発的に学ぶ子を育てる

理科の授業
3つの基本方針「自然との接触を通して学習をさらに推し進める」「製作を目的とした学習を取り入れる」「実践的・探求的態度を育てる学習を取り入れる」に沿って、学習領域を植物・栽培・動物・飼育・物理・製作・地質・気象・天文・化学に分け、それぞれの領域の中にいくつかの「領域の柱」を設けています。この領域の柱を基に各学年の単元内容が構成されています。本校では昔から「実物教育」を大切にし、子どもたちが五感を活かし自発的に活動できる場を提供し、常に考えざるをえない学習内容を模索しています。

音楽豊かな感性と表現力を育み「音」で「心の輪」をつなぐ

音楽の授業
音楽の時間は、子どもたちが「音」で仲間とつながる時間です。1年生の授業では、内的な感受の力の育成を目指し、「聴くこと」を大切にした活動を行い、お互いの音や音楽を認め合える子どもの育成を目指します。ドラムサークル、リコーダー、お箏、サンバ・・・世界中の様々な音楽活動を学び、子どもたちは仲間と一緒に表現する楽しさを学び、心の輪をつないでいくのです。毎年12月には音楽会(府中の森芸術劇場どりーむホール)を行い、各学年の歌唱・器楽合奏は、一つの集大成を迎えます。

美術手と心を動かして豊かでたくましい表現力を育む

美術の授業
自由な表現は、子どもたちが自分の心の動きを見つめることから始まります。何を感じて、どのように表現したいのかを思いめぐらせながら、作品は創られていきます。その作品は、表現する手段を学びながら、心の動きを具現化した成長の記録でなければいけないのだと考えます。低学年では三原色を使った色彩の学習から、造形遊び、工作、絵画など心が自然と動き出す授業を行います。中学年は専門的な陶芸や、木材を使った工作を通して表現の幅を広げていきます。高学年はまとめとして、自分自身の心を見つめながら深い表現を目指します。

体育「からだを育む」教科として健康でたくましく生きる力を育てる

体育の授業
体育科では、教材の中での重点や到達目標を明確にしながら、達成感につながる目標の持たせ方に配慮した指導を心がけています。子どもたちに次に取り組む活動内容の目標を示しながら授業を進めています。それぞれの教材がどのように健康につながるかについても、「保健の学習」と関連づけながら、意識づけるように進めています。より健康に・よりたくましく・生きる力を育むことは、自然環境・人為的環境の両面において変化の著しい現代社会で、太く・長く生きる力につながると考えています。

英語積極的にコミュニケーションを取る態度と英語力を養う

英語の授業
「読む」「聴く」「話す(やり取り)(発表)」「書く」の各領域での力をバランスよく習得していきます。「話す」の領域では、フォニックス指導や1対1での英会話活動を通し、コミュニケーションを取ろうとする態度と英会話力を育成していきます。高学年でのCLIL(内容言語統合型学習)では、他教科と関連したテーマを英語で学習していきます。発音の基礎を学び、コミュニケーション力を高める活動を重ねることで、将来、子どもたちが、多様な場面で英語を使っていく上で必要となる確かな土台を築いていきます。

こみち科実体験や表現活動などを通して、子どもの個性や能力を育む

本校には独自の総合学習である「こみち科」という授業があります。この教科の歴史は古く、大正4年の創立以来行われていた「園芸」、昭和25年より実施された「生活単元学習」、「生活学習」が前身となっています。「生活学習」は平成4年から公立小学校で始まった「生活科」を先駆する教科として注目を集めました。平成3年から低学年のみで実施していた「こみち科」を平成14年から全学年で取り組む総合学習に再編成し、現行の「こみち科」がスタートしました。自然に親しんだり、身の回りの事物や現象に興味・関心を持って探求したり、集団の中で協調しながら自分を表現したりと、成蹊らしい個性的な子どもを育むことを目標としています。例えば「栽培」という授業では、「種を蒔き、育て、収穫し、調理し、食べる」というように、一つの知識が途切れることなく連携しながら「栽培」の知恵を育みます。一つひとつの知識がつながり知恵となる「こみち科」の授業。ここで育まれた知恵の骨格は、やがて大人になり、豊かな着眼点から問題を解決していく能力の土台になると考えています。

こみち科の育て方

こみち科

  • 1・2年生

    五感を使った直接的な経験を通して、身の回りの事物や現象に積極的に興味・関心を寄せ、さまざまな活動を通して感じたこと、学んだことを表現しようとする子どもを育てます。自分なりの発見や疑問を持ち、継続的かつ追求的に学ぼうとする力も育みます。これらのことを通して、子どもたちは学ぶ喜びを身に付けていきます。

  • 3・4年生

    活動範囲を小学校内だけでなく学校周辺にも広げることで、興味・関心をさらに深めます。また、継続的かつ追求的に学ぼうとする力、感じたこと、学んだことを効果的に表現しようとする力も育みます。これらのことを通して、子どもたちは主体的な学びを身に付けていきます。

  • 5・6年生

    日常生活においての基礎知識と技能を身に付けます。環境問題を意識した生活態度や身に付けた知識・技能を行事の中で活用する力を育てます。これらのことを通して、個性的な創造力を身に付けます。